将来美容業界で働くことを目指すのであれば、大学や専門学校で学ぶことが不可欠です。
これは、美容師になるためには厚労省から養成施設の認定を受けた学校に進学して規定の科目をすべて履修し、そのうえで国家試験を受けて合格する必要があるからです。ただし、ネイリストやエステティシャンなどを目指す場合は公的な資格はなく、履修すべき科目なども特に国による定めはありません。とはいえ、何も学ばず知識や技術もなしにサロンの採用試験を受けても、採用されることは相当難しいでしょう。
なぜなら、サロンでも即戦力になる人を求めているため、経験がないならせめて基本的な技術や知識を習得している人がほしいからです。美容学校は全国に200校以上存在します。どんな地域に住んでいても、通える範囲に1つ2つはあるでしょう。しかし、将来的に美容業界で働きたいのであれば、地方にとどまらず東京や大阪などの大きな都市にあるところを選ぶのがおすすめです。
これは、美容業界で働くのであれば流行に敏感であることが欠かせないためです。東京や大阪で学んでいれば、そういった情報にも敏感になれ、流行に合わせた技術を学びやすくなります。東京や大阪は学校自体が非常にたくさんあるため、カリキュラムや取得できる資格の種類、実習の内容、学費などさまざまな面で希望に合うところを選ぶことも可能です。進学先を決める場合は、知名度の高さなどで決めるのではなく、オープンスクールなどを利用して見学に行き、学生の雰囲気などもしっかり観察して決めましょう。