2000年以降、国内では女性だけでなく男性の間でも美意識が向上しています。
テレビや雑誌等では男性のメイクアップアーティストやエステティシャンの資格を有する男性が活躍しており、美容関係の仕事への注目度も高まりを見せているほどです、1990年代までは全国に500校程度しか美容関連学校はありませんでしたが、2020年4月時点で計2、700校に増加しており今後も増えていく見通しです。西日本最大の都市大阪では、計620校の美容関連学校があります。そのうちわけは高等美容専門学校が75校、美・理髪師専門学校が270校・ネイルアーティスト・フットケアといったエステ関係の教育機関が210校です。
大阪の場合、大手化粧品メーカーの本社が複数あることから美容関係の教育機関も多くなっています。どの教育機関も2年間の通学で1日6時間の講義を受けて、卒業までに専門知識と技能を身に付けて各方面への就職を目指します。美・理容師を目指す場合は在学中から国家試験に向けた学習をする必要があり、実技と学科をしっかりと身に付けなくてはいけません。
国家試験の受験資格には厚生労働省が認可している教育機関への在籍という項目もあるため、美・理容師になるためには必ず専門教育機関への入学が求められます。ネイルアーティストとフットケアといったエステティシャンの養成学校の場合、卒業と同時に民間資格が取得できるのが特徴です。主な資格はAEA認定エステティシャン・スパセラピスト・アロマセラピストなどがあり、大阪では計20種類のエステ関係の資格を取得できる教育機関が都心部に集まっています。